在宅勤務中、エアコンを長時間使うと電気代がかさみがち。そんな中、手軽に体を温められる「電気ひざ掛け」が注目を集めています。
しかし、実際のところ「どの製品が最も電気代を抑えられるのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、在宅ワークで1日8時間使用するという条件のもと、消費電力や温度モードを元に、電気代が安い順に電気ひざ掛けを徹底比較。
さらに、価格とのバランスや使用感もふまえ、コスパに優れた商品をランキング形式で紹介していきます。
冬の在宅勤務を快適に、かつ節約しながら過ごしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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在宅勤務における「電気ひざ掛け」使用の前提条件とは
在宅勤務が定着する中、部屋全体を暖める暖房よりも、ピンポイントで温められる「電気ひざ掛け」の人気が高まっています。
しかし、気になるのは「電気代がどのくらいかかるのか?」という点ではないでしょうか。
そこで本記事では、在宅勤務の1日8時間使用を想定し、「電気代が安い順」に電気ひざ掛けを比較していきます。
使用条件を明確にするため、次の3つを基準としました。
1. 平日毎日(週5日)・1日8時間使用 2. 電気代単価は31円/kWh(2025年時点の全国平均) 3. 弱・中・強モードごとのワット数をもとに計算
このように条件を固定することで、メーカー価格や機能に惑わされない「本当に電気代が安い」商品が明確になります。
電気代の計算方法と単価の根拠について
電気代の計算は非常にシンプルです。
消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×電気料金(円/kWh)で求められます。
たとえば、強モードで50Wの電気ひざ掛けを8時間使った場合の1日あたりの電気代は、 50W ÷ 1000 × 8h × 31円 = 約12.4円です。
なお、電気料金の単価として採用している31円/kWhは、2025年時点の平均的な家庭向け電力契約に基づいた金額です。
地域や電力会社、契約プランによって前後しますが、大幅にズレることはないため、標準的な参考値として採用しています。
「消費電力が低ければ安い」とは限らない理由
一見すると、「消費電力が少ない=電気代が安い」と考えがちですが、実際はそう単純ではありません。
なぜなら、出力が低すぎると十分に暖かくならず、結局「強モードで長時間使ってしまう」からです。
つまり、暖かさの効率が悪い製品は、結果的に高コストになってしまうこともあります。
本記事では、体感的な暖かさも評価しつつ、消費電力とのバランスが取れている商品をピックアップし、 単に「W数が小さい」だけで安いとするのではなく、「必要な暖かさが得られるうえで最も経済的」な商品を重視しています。
1時間・1日・1か月の電気代を比較表でチェック
各モードごとの消費電力を比較する
電気ひざ掛けは多くの場合、「弱・中・強」といった3段階の温度調節が可能です。
それぞれのモードで消費電力が異なるため、電気代も当然変わってきます。
たとえば以下のような製品を想定して、各モードでの消費電力を比較してみましょう。
| モード | 消費電力(W) |
|---|---|
| 弱 | 20W |
| 中 | 35W |
| 強 | 50W |
このように、モードが上がるほど消費電力は大きくなります。
使用する時間や頻度によっては、大きな差となって現れてくるため、どのモードを中心に使うかも重要なポイントです。
1時間・1日・1か月の電気代を具体的にシミュレーション
次に、これらの消費電力をもとに、実際の電気代をシミュレーションしてみましょう。
計算式は「消費電力(W)÷1000 × 使用時間 × 電気料金(31円/kWh)」です。
| モード | 1時間 | 1日(8時間) | 1か月(平日20日) |
|---|---|---|---|
| 弱(20W) | 0.62円 | 4.96円 | 99.2円 |
| 中(35W) | 1.09円 | 8.68円 | 173.6円 |
| 強(50W) | 1.55円 | 12.4円 | 248円 |
この結果を見ると、たとえば「中モード」で1か月使用しても電気代は約170円台と非常に経済的です。
エアコンと比較すると、月数千円の節約が見込めるため、電気ひざ掛けはコスパ面でも非常に優秀な暖房手段といえます。
電気代だけでなく、使い勝手や暖かさの体感も大切
数字だけを見ると「弱モードが最も安い」ですが、実際に使ってみると物足りなさを感じる場合もあります。
特に冬の朝や足元が冷える日には、中〜強モードで使いたくなるのが正直なところです。
そのため、電気代の安さだけでなく、「短時間でしっかり暖まる」「温度の安定感がある」といった使い勝手も加味することで、 結果的に電気代も抑えられるというケースが多いのです。
次の章では、これらを踏まえて、実際の製品を「電気代が安い順」にランキング形式で紹介していきます。
電気代が安い順ランキング【在宅勤務向け5選】
第1位:パナソニック「DB-U12T」|強でも低消費、コスパ最強モデル
パナソニックの電気ひざ掛け「DB-U12T」は、強モードでもわずか40Wという低消費電力を実現。
1時間あたりの電気代は約1.24円、1か月で198円ほどに抑えられます。
しかも中モードでもしっかり暖かく、朝から夕方まで8時間使っても快適さは十分。
温度ムラがなく、肌触りも柔らかいため、長時間のデスクワークでもストレスを感じません。
価格は約6,000円前後と少し高めですが、耐久性や省エネ性能を考えれば長期的にコスパが高い製品といえるでしょう。
第2位:山善「YHK-43P」|1,000円台で買える入門モデル
山善の「YHK-43P」は、価格重視で探している人におすすめのエントリーモデル。
消費電力は強モードで約50Wとやや高めですが、実際には中モード(約30W)で十分な暖かさを得られます。
電気代は中モードで1日約7.44円、1か月使用で約149円。価格は1,980円前後と非常にリーズナブルです。
機能は最小限ですが、軽量で取り回しがよく、サブ暖房としては十分役立ちます。
コストを最小限に抑えつつ、寒さ対策をしたい方には最適な選択です。
第3位:コイズミ「KDH-4114」|おしゃれで実力派、バランス型モデル
デザインと性能のバランスを重視する方には、コイズミの「KDH-4114」がおすすめです。
中モードで約35W、電気代は1日8.68円、1か月で約174円。強でも50Wと一般的な範囲内です。
また、ファスナー付きでポンチョ型に変形できるなど、ひざ掛け以上の使い方も可能。
在宅勤務中だけでなく、ソファでのリラックスタイムや家事中の着用にも対応できる柔軟性が魅力です。
価格帯は4,000〜5,000円と中間層に位置し、実用性とコスパのバランスに優れています。
第4位:広電「CWS402K」|軽量&節電モード付きの実力派
広電の「CWS402K」は、省エネ設計と軽量ボディが特徴のモデルです。
最大出力は50Wながら、節電モードを利用すると約30Wまで抑えることが可能。
この節電モードをメインで使えば、1時間あたりの電気代は約0.93円、1か月で約149円前後に収まります。
また、毛布のようなふわふわの肌触りで快適性も高く、足元に巻いて使うのに最適なサイズ感です。
コードが取り外せて洗濯できる点も、衛生的で嬉しいポイント。販売価格は3,500円前後です。
第5位:アイリスオーヤマ「EHB-1408-T」|自動オフ機能付きの安心設計
アイリスオーヤマの「EHB-1408-T」は、安全面を重視した設計で人気を集めています。
自動オフ機能や温度ヒューズが搭載されており、うっかり電源を切り忘れても安心。
消費電力は強モードで40W、中モードでは約30W程度。電気代も1か月で約149円と優秀です。
ふんわりとした質感で、ひざ掛けとしてだけでなく、腰に巻いても快適に使えるサイズ設計。
価格は4,000円前後とやや高めですが、安全性重視の方には非常に魅力的な選択肢です。
番外編:ニトリ「Nウォームひざ掛け」|電気なしでも暖かい高機能繊維
最後に番外編として紹介するのは、ニトリの「Nウォーム」シリーズのひざ掛け。
これは電気を使わない製品ですが、吸湿発熱素材を使用しており、体の水分に反応して自然発熱する構造が特徴です。
もちろん電気代はゼロ。節電重視の方や、エアコンとの併用を考えている人におすすめです。
ただし、暖かさは「中モード相当」程度で、冷え込みの強い日には物足りなさを感じることも。
価格は2,000円前後と安価で、補助的な使い方に適したエコ商品です。
価格と電気代のバランスで選ぶべき理由
購入価格だけで選ぶと損をする可能性も
電気ひざ掛けを選ぶ際、「できるだけ安く買いたい」と考えるのは当然です。
しかし、購入価格だけを重視して選ぶと、実は「ランニングコスト」がかさんでしまう場合があります。
たとえば、2,000円で購入した商品でも、消費電力が高く、毎日使えば月に300円以上の電気代がかかることも。
一方、6,000円の高機能モデルであっても、電気代が月150円程度で済むなら、1年使えば差額分は十分回収できます。
つまり、購入時の金額だけでなく、「毎月の電気代」「使用頻度」まで考慮したうえで、トータルでお得なモデルを選ぶのが賢明です。
年間コストで比べるとコスパが見えてくる
仮に冬季(11月〜3月)までの5か月間、毎日電気ひざ掛けを使ったと仮定して、年間の電気代を試算してみましょう。
以下は、中モード(約35W)で8時間使った場合の電気代(31円/kWh)を元に算出したものです。
| 電気代/日 | 月額 | 5か月間合計 |
|---|---|---|
| 約8.68円 | 約173.6円 | 約868円 |
これをもとに、製品価格+年間電気代の合計を比べると、次のようなイメージになります。
| 製品名 | 本体価格 | 年間電気代 | 合計 |
|---|---|---|---|
| パナソニック | 6,000円 | 約800円 | 6,800円 |
| 山善 | 2,000円 | 約1,200円 | 3,200円 |
| アイリスオーヤマ | 4,000円 | 約800円 | 4,800円 |
このように、電気代を含めた「年間コスト」で比較することで、実際のコスパがより明確になります。
在宅勤務の頻度が高い人ほどランニングコストが重要
在宅勤務を週に1〜2回という人であれば、多少電気代が高くても大きな負担にはなりません。
しかし、週5日・1日8時間といった高頻度で使う場合、数十円の差が月に数百円、年間では数千円の違いになります。
特に「在宅勤務を今後も長く続ける予定がある」という方は、ランニングコストが軽い製品を選ぶことが、ストレスと出費を減らすポイントとなります。
また、長時間の使用に耐えうる品質や安全性も見逃せない要素です。
単に「安いから」ではなく、「長く安心して使えるかどうか」も選ぶ基準として取り入れると、満足度の高い買い物ができます。
電気ひざ掛けは「暖房代わり」になるか検証
部屋全体は暖まらないが、体感的には十分暖かい
電気ひざ掛けはエアコンやファンヒーターのように、部屋全体の温度を上げることはできません。
しかし、実際に在宅勤務で使ってみると「体感温度」を大きく引き上げてくれることがわかります。
とくに下半身が冷えやすい冬場、太もも〜足元をじんわりと温めてくれることで、エアコンなしでも快適に過ごせる場面が増えます。
朝の冷え込みが強い時間帯には、中〜強モードで30分ほど使い、日中は弱モードに切り替える使い方が特におすすめです。
このように、工夫次第でかなりの暖房代をカットすることが可能です。
他の暖房機器と併用することで効率アップ
電気ひざ掛けは単独でもある程度の暖かさを感じられますが、効果的に使うには「補助暖房」としての位置付けが理想的です。
たとえば、部屋の設定温度を18〜19度程度に抑え、ひざ掛けで体を直接温めるというスタイルにすれば、 エアコン単独で使うよりも電気代を30%以上削減できるケースもあります。
また、足元にアルミ断熱マットを敷いたり、厚手のスリッパと併用することで、暖かさを逃さず、より省エネに繋がります。
デスクワークで動かない時間が長くなるほど、こうした「局所暖房」の効果は大きく感じられます。
電気ひざ掛けだけで冬を乗り切ることは可能か?
結論から言えば、寒冷地を除く都市部や暖冬の年であれば、「電気ひざ掛け+α」で冬を乗り切ることは十分可能です。
特に在宅ワークでは、動く範囲が限られているため、部屋全体を暖める必要がない場合も多くあります。
ただし、気温が5度を下回るような日は、ひざ掛け単独ではやや厳しいため、小型のパネルヒーターや電気毛布などとの組み合わせを検討してもよいでしょう。
重要なのは、「いかに暖かさを閉じ込め、逃がさないか」という点です。
電気ひざ掛けを中心に据えつつ、必要最小限のエネルギーで寒さをしのぐ工夫をすることで、 快適さと節約の両立が実現できます。
まとめ:在宅勤務には「電気代と快適性のバランス」が決め手
電気ひざ掛けは在宅ワークの強力な味方
在宅勤務の寒さ対策として、電気ひざ掛けは非常にコスパに優れたアイテムです。
部屋全体を暖める必要がなく、身体の冷えやすい部分をピンポイントで温めることで、快適さを保ちながら電気代を抑えられます。
消費電力も低く、1か月あたりの電気代は100〜250円程度と非常に経済的。
特に長時間デスクワークを行う方にとっては、寒さによる集中力低下を防ぐうえでも強い味方となるでしょう。
選ぶ際のポイントは「実使用時のコスト」と「暖かさの体感」
電気代だけを見れば「弱モードが最安」ですが、実際に暖かさを感じられなければ意味がありません。
記事内でも紹介したように、暖かさと消費電力のバランスが取れた製品こそが、結果的に一番節約になります。
また、製品価格だけで選ばず、年間の使用コストまで見据えたうえで選ぶことが大切です。
ランキング形式で紹介した5製品は、どれも在宅勤務に最適な性能とコスパを備えています。
小さな節約が、快適な暮らしと家計の助けになる
エネルギー価格が上昇傾向にあるいま、少しの工夫で毎月の光熱費を抑えることができるのは大きなメリットです。
電気ひざ掛けはその代表的なアイテムであり、「暖房を我慢する」のではなく「賢く使う」選択肢のひとつです。
ぜひこの記事を参考に、ご自身のライフスタイルに合った1枚を選び、暖かく、経済的な冬をお過ごしください。